大工道具にも色々と有りますが、その中のひとつに「墨壺」と「墨差し」言うものがあります。
どんなものか簡単に例えると、万年筆とインクといったところでしょうか。
竹で造った墨差し(万年筆)に、墨壺に含ませた墨(インク)を付け、材木に字や数字を書きます。
墨差しの先端部は細かく割ってあり、その間に毛細管現象で含まれた墨を吸い上げ、万年筆の様に線が書ける仕組みになっています。
今はプラスチックで出来た使い勝手の良い既製品の墨壺が主流ですが、やはり自分で造った道具は愛着が有ります。
また、墨壺に付いている糸を使い、真っ直ぐに線が書けるのですが、それはまた次回(^-^)